2024-06-10 / 最終更新日時 : 2024-06-10 hashimoto Q&A パソコンなしでの測定 アイフェイズモバイル1型,M3type1型では,パソコンなしで測定できます.USB給電がなくなるので,5V電源が必要です.まず,試料なしでゼロ点をとり,試料を挟んでスタートするのは同じです.測定条件は本体ボックス内のRO […]
2022-04-17 / 最終更新日時 : 2023-06-08 hashimoto 橋本ブログ 長い道のり 起業の計画を,バンクーバーからビクトリアへ向かうフェリーのデッキで中国人の友人に語ったのが2001年9月.あのニューヨークの大事件の何日か前のこと.翌春にベンチャー起業して,最初は夢見る人の熱気があったものの,すぐに […]
2021-07-07 / 最終更新日時 : 2023-06-08 hashimoto 橋本ブログ SDGs時代の熱計測 世の中は,ディジタル化とかカーボン・ニュートラルとか,判然としない標語に満ちてきました.技術が急に変わった訳でもないので,多分に政策的なものだろうとは思います. 熱計測から見ると,熱のコントロールが最大の省エネ技術であ […]
2021-05-19 / 最終更新日時 : 2023-09-21 hashimoto Q&A ダイヤモンドの測定 ダイヤモンドは電子基板材料として注目され,実用段階に入って,本当の熱拡散率(熱伝導率)を知りたいという要望が増えてきました.アイフェイズモバイルM3 type1ではダイヤモンドの測定が可能です.ただし,測定と測定結果には […]
2021-03-10 / 最終更新日時 : 2023-06-08 hashimoto Q&A 面方向の熱伝導測定は難しい? 薄膜の表面方向の熱拡散率・熱伝導率は,材料設計とくに電気絶縁・放熱材料を考える上で重要です.ますますニーズも高まってきているようです.弊社にも,かねてより問い合わせがあり,答えるべく開発に取り組んで来ました.昨年来,M […]
2020-10-08 / 最終更新日時 : 2023-06-08 hashimoto Q&A 試料の大きさはどのくらいあればいいでしょうか? 試料のサイズはどこまで許されるか.サンプルサイズは気になる所ですが,アイフェイズモバイルも装置に依存します. M3 type1は,もっとも提要範囲が広く,試料台にのるのものであれば,無限に長いテープでも可能です.大き […]
2020-07-29 / 最終更新日時 : 2023-07-20 hashimoto Q&A 金属板の測定ができない 以下、2点の理由が考えられます。 1.絶縁膜がついていないか、破れて導通している。 今ある膜を綺麗に取り去り、ラップを上下の電極に貼った状態でベースラインを再設定してください。 センサー、ヒーター共にバイアス電流があり、 […]
2020-07-22 / 最終更新日時 : 2024-02-23 hashimoto Q&A デフォルトベースラインの変更について 出荷時は広い範囲のベースラインを取って,デフォルトにセーブしてあります.デフォルトは,本体ROMに記憶させたもので,電源を投入すると自動的に指定されます.ベースラインは測定周波数帯に応じて,または電極部の経時変化を考慮し […]
2020-05-04 / 最終更新日時 : 2023-06-08 hashimoto Q&A マニュアル測定時の条件設定について マニュアル測定は,まずベースライン測定に必須です.ベースラインの周波数帯は,目的の試料の予想周波数帯を含むことが絶対です.その上で,たとえば4Hzから625Hzならば両者の平方根2と25なので,23divとすれば,周波数 […]
2020-03-23 / 最終更新日時 : 2023-06-08 hashimoto 橋本ブログ テレワーク 新コロナの影響で,テレワークが推奨され広く実施されているようだ.自宅でパソコンを使った個人的な作業では事務的な業務が中心だろうが,製造業では,テレワークの限界もあることは言うまでもない.一方で食堂でも,隣と距離をおく個 […]
2019-11-29 / 最終更新日時 : 2023-06-08 hashimoto 橋本ブログ 環境問題と装置の省エネ 環境問題として,二酸化炭素問題と地球温暖化に注目が集まる傾向にあるが,世界のあちこちで発生している大規模山火事(埋蔵石炭火災)に比べると,身の回りの省エネなど,わずかな様に感じられもする.だが,省エネは本質的に重要事項 […]
2019-11-27 / 最終更新日時 : 2023-06-08 hashimoto Q&A 界面の評価についてー接触抵抗の疑問に答えます サンプルとセンサー等の「接触抵抗が測定データに影響しないか」という問いがよく寄せられます.サンドペーパーのようなものを除いて,通常の平板試料ではほとんどありません.ただし,金属,無機材料のような硬い試料ではわずかなソリ […]
2019-11-27 / 最終更新日時 : 2019-11-27 hashimoto 橋本ブログ 大きなものはより大きく,小さなものはより小さく 測定装置を製造販売していると,テスト測定はもとより,依頼測定,試し測定なども誰よりもたくさん行うことになる.流行り物が多くなるので,ポリイミド,ナノチューブの応用,LED関連材料,シリコンウエハ,放熱材料,真空断熱材, […]
2019-09-09 / 最終更新日時 : 2019-09-10 hashimoto 橋本ブログ ヒマラヤ杉 東京工業大学大岡山キャンパスは,桜の名所しても知られるようになった.学内に多数のソメイヨシノが植わっているが,本館前の70才の古木が特に豪華で,春には近隣の住人も花見宴を楽しんでいる.ただし,キャンパスの木といえば,ヒ […]
2019-08-09 / 最終更新日時 : 2019-08-09 hashimoto 橋本ブログ 緊急病棟とマントバーニ 50年来の友人が具合が悪くなり掛かりつけの某大病院の緊急外来へ付き添っていった時のこと.大事に至らなかったので安堵したためか,待合室に小さな音量で曲がながれていることに気がついた.普段はまったく気に止めることもない.こ […]
2019-07-29 / 最終更新日時 : 2024-02-23 hashimoto 橋本ブログ 装置の大きさはファミコンで 測定装置は標準ラックに収まるようなサイズ幅480mm程度のものが多い.重いし,持ち歩けるものでもない.アイフェイズでは20年近く前から小型省エネルギーマシンを想定し,現場に持って行ける物性測定機(温度計ではありません) […]
2019-07-22 / 最終更新日時 : 2019-07-22 hashimoto 橋本ブログ 物性測定のむずかしさ 物質・材料の物理的性質を物性というが,大きさや重さに関係なく決まる値なので,材料の選択には必須の性質である.が,測定は結構むずかしい.堅さを数値化しようとすると,弾性率ということになるが,測定法の教科書を開いて測定しよ […]
2019-07-19 / 最終更新日時 : 2019-07-19 hashimoto 橋本ブログ 理科系と英語 国際会議では,発表はともかく会食やコーヒーブレイクなどでも英語が必須である.理科系にはこの英語を苦手とする人間が多いような気がする.よって会話に尻込みすることも多くなる.みんな高い技術を持っているのに,ただのツールに過 […]
2019-06-22 / 最終更新日時 : 2020-07-29 hashimoto Q&A シリコンウエハ上の薄膜は測定できる? 問い合わせの中で,上位に来るのがこの質問です.500ミクロンのウエハ上に形成した1ミクロン以下のスパッタ膜・塗布膜などの測定です. シリコンは導体なので,絶縁膜の使用は不可避ですが,これが数ミクロンのPETフィルムなの […]
2019-06-04 / 最終更新日時 : 2024-02-23 hashimoto 橋本ブログ サンタルチア 日本でサンタルチアというとナポリ民謡が連想される.ナポリの中心部から小高い丘をまわり込んだ海岸一帯をサンタルチアと呼ぶようだ.いまは交通規制された幅広い大通りには高級ホテル,レストランが軒をつらねリゾートのようなところ […]
2019-06-03 / 最終更新日時 : 2019-06-03 hashimoto 橋本ブログ プライベートデータベースを作る データベースというと,公開を前提に完全を期そうとしがちだが,現実的には一つのグループで共有できればいい話.熱系の測定は標準物質があまり無いために絶対値の比較はむずかしく,DSCのラウンドロビングテストでも相当ばらつきが […]
2019-06-03 / 最終更新日時 : 2020-07-29 hashimoto Q&A 振幅は何を意味していますか? M1またはM3型TWA法は,基本的に位相データから熱拡散率を算定し,振幅データは使用していません.振幅もまたの周波数によって変化し熱拡散率を算定することもできます.ただし,振幅(以下amp)は入力電圧の変動等外乱に敏感 […]
2019-05-29 / 最終更新日時 : 2020-07-29 hashimoto Q&A 電子材料を実際の使用温度で測れますか? アイフェイズ装置群の主要目的に電子材料の伝熱測定があります.接着材,放熱材,銀ペースト,銅箔,基板材料,ポリイミド,PEEK,PPS,SiC,シリコンウエハなど多岐にわたります.多くは室温での比較評価になりますが,実装 […]
2019-05-28 / 最終更新日時 : 2019-05-28 hashimoto スタッフブログ [アーカイブ] 器用貧乏と不器用金持ち(河野土洋) アイフェイズ社元取締役河野土洋氏は創立以来のメンバーで,作曲家でサウンド担当でした.一文が残っていましたので,再掲載いたします. 世の中には器用な人と不器用な人がいます。 ai-phaseにもずいぶん器用なメンバーが […]
2019-05-25 / 最終更新日時 : 2019-05-25 hashimoto 橋本ブログ 赤外線カメラを用いた新型熱分析機 アイフェイズ社では,赤外線カメラを利用した熱分析機を2002年の創立時から開発してきました.温度測定という観点からは,感度的に少し劣るものの温度画像の情報量は圧倒的です.CCDはさすがに作りませんが,ハウジング,レンズ […]
2019-05-18 / 最終更新日時 : 2020-07-29 hashimoto Q&A データの正しさの判断は? もっとも関心のあるとこですが,もっとも難しいところです.位相型の温度波分析法では,位相すなわち時間を測定していますの,比較試料がいらないという特徴があります.したがって,条件さえ合えば,どんな試料でも測定できます.ただ […]
2019-05-18 / 最終更新日時 : 2024-02-23 hashimoto 橋本ブログ 機械式デジタル時計 アイフェイズ社の製品は以前セイコーに販売をお願いしていた.そのお礼にセイコー製品のすごさについて一言.覚えておられる方も多いでしょうが,写真は文字盤がくるくる廻るタイプのデジタル表示の時計だ.昔の空港の表示板と同じで, […]
2019-05-17 / 最終更新日時 : 2024-02-23 hashimoto スタッフブログ [アーカイブ]オランダの田舎から 書き手はアイフェイズ創立以来苦楽をともにした吉川昌治氏.新HPに再掲載いたします.オランダ北部グローニンゲン州セバルドブーレン村。人口800人世帯数150。キリスト教系と公共の小学校が2校、教会が2、お店なし。アムステル […]
2019-05-17 / 最終更新日時 : 2019-05-17 hashimoto 橋本ブログ ロマンチシズムとリアリズム 熱の計測が難しいのは,熱流のキャッチアップと制御が難しいことにある.測定法も多数存在することにもつながっている.伝導のほかに輻射や対流が影響することも解釈を複雑にしている.電気物性でいう導体や絶縁体の相当する物質がない […]
2019-05-15 / 最終更新日時 : 2019-05-15 hashimoto 橋本ブログ 厚み計を作る 熱伝導系測定装置は距離(厚さ,長さ)の測定が重要である.今までの熱伝導装置は,あらかじめ求めておいた厚さを使うのであるが,測定中に変化されると対処のしようがない.そこでアイフェイズでは当初から厚み計を組み込んで,溶融時 […]